ストロングリターン、引退馬協会100頭目のフォスターホースに

2026年9月8日、認定NPO法人引退馬協会は、2012年安田記念馬ストロングリターンをフォスターホースとして受け入れたと発表した。「ナイスネイチャ・メモリアルドネーション 2026」の受け入れ第3号で、同協会が迎えたフォスターホースは通算100頭に到達。20歳のG1馬は9月7日、北海道新ひだか町の本桐村田牧場へ移り、新しい生活を始めた。

9月7日から引退馬協会の所有馬に

フォスターホースは、引退馬協会が所有し、複数のフォスターペアレント会員が支える馬を指す。ストロングリターンは9月7日朝、種牡馬引退後に過ごしていた社台ブルーグラスファームを出発し、8時すぎに本桐村田牧場へ到着した。同日付で引退馬協会の所有馬となった。

移動前には歯の手入れ、ワクチン接種、削蹄を終えていた。協会の発表では健康状態は良好で、到着後は落ち着いて馬房へ入り、ほどなく放牧地で過ごしたという。その放牧地では、過去にエリモシック、トウショウオリオン、タイキフォーチュンも繋養された。

レコードで決めた2012年安田記念

ストロングリターンは2006年5月26日生まれ。父シンボリクリスエス、母コートアウトの鹿毛で、JBISの競走成績は21戦7勝となっている。2011年に京王杯スプリングカップを勝ち、続く安田記念で2着。翌2012年、もう1度同じ東京芝1,600メートルへ向かった。

JRAの確定成績では、2012年6月3日の安田記念は1,000メートル通過56秒3の速い流れだった。ストロングリターンは後方で脚をため、直線で外へ持ち出されると、グランプリボスとの競り合いをクビ差で制した。勝ち時計1分31秒3はレコード。前年2着からの再挑戦でG1初制覇を果たした。

種牡馬生活を終え、100頭目の節目へ

競走生活を終えた後は、2014年から2023年までブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬として供用された。引退馬協会は、代表産駒として中央・地方で11勝したプリンスリターンを挙げている。2023年に種牡馬生活を終えた後は、社台ブルーグラスファームで過ごしていた。

ストロングリターンは、引退繁殖馬を対象とした「NNMD2024」と、重賞勝ち馬を対象とする「NNMD2026」の両方の条件を満たす。今回はNNMD2026を適用し、同企画の第3号馬、引退馬協会の通算100頭目として迎えられた。フォスターペアレント会員の受け付けは、9月14日12時に始まる。

参考資料

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