1000メートルで、後ろから届いた
晴れ、良馬場の14頭立て。前半400メートルは11秒8、10秒7と刻まれた。NARの通過順で馬番8のメンコイボクチャンは、3コーナー、4コーナーとも先頭から数えて後半の位置にいる。
そこから直線で前との差を詰め、ギガースを3/4馬身かわした。2着ギガースは0分59秒3、3着ワンダーランドはさらに1馬身1/2差の0分59秒6。上位3頭はいずれも船橋所属馬だった。
メンコイボクチャンの上がり3ハロンは35秒6。200メートルごとのラップは最後の400メートルが12秒4、12秒6で、前半より時計を要する流れになった。その後半で順位を上げている。
庄司大輔騎手は地方重賞初制覇
庄司大輔騎手はメンコイボクチャンに56キロで騎乗し、11番人気の同馬を1着へ導いた。南関東4競馬場の公式騎手データでは、レース前の8月2日時点で地方重賞0勝。今回が初めての地方重賞タイトルになった。
庄司騎手は2025年の習志野きらっとスプリントでもメンコイボクチャンに騎乗し、5着だった。同じコンビで再び挑み、1年後に先頭でゴールした。
10着、5着、そして1着
同じ船橋1000メートルの習志野きらっとスプリントに初めて出走したのは3歳だった2023年。1分00秒8で10着だった。2年後の2025年は1分00秒0の5着。そして今年、0分59秒2で先頭のゴールを迎えた。
重賞勝利は今回が初めてではない。2023年の若潮スプリント(SIII)では、船橋1200メートルを1分14秒3で走って優勝している。2025年の船橋記念は0分59秒4の4着。船橋の短距離重賞を走り続けた6歳馬が、1000メートルのSIIをつかんだ。
コパノリチャード産駒の6歳馬
メンコイボクチャンは2020年3月27日生まれの鹿毛。父はコパノリチャード、母はショウナンランパダ、母の父はアグネスデジタル。北海道沙流郡日高町のヤナガワ牧場で生産された。
南関東競馬の競走番組では、習志野きらっとスプリントを勝った南関東所属馬に、アフター5スター賞、東京盃、テレ玉杯オーバルスプリントの優先出走権が与えられる。船橋所属のメンコイボクチャンは、8月の1000メートルを勝って、その先にある3競走への扉も開いた。